■上海老飯店 中国・上海

はじめての上海
短時間だけど、おもな観光スポット…といっても1ヶ所だけ
をみたあと、さっそく上海料理の老舗に連れてきてもらいました。
■上海老飯店(shanghai laofandian)
ここは元の名を栄順菜館と言い、1875年(清の光緒元年)に建てられました。
創業130年、上海料理発祥の地といわれる由緒ある料理店です。
エレベーターの中には来店した著名人の写真が
いろいろと貼ってあります

これは、ごぞんじ、クリントン元大統領
お店にはいったのが、4時半くらいだったんだけど
営業は5時からということで、しばらく席にすわって
お茶を飲みながらまってました。

5時10分くらい前になると、ウェイトレスさんたちが
集まって、朝礼(夕方なので夕礼?)をやってます
さすが老舗はしっかりしてますね~
きょうは二人だったのでそんなにたくさん頼めないかと
おもってたんだけど、一皿が比較的少量なので
いろいろと注文できました。
まずは野菜の前菜に
■上湯芦笋(shangtang lusun)

辞書によると『アスパラガスの上等のコンソメスープ』と書いてあります。
お味はその名の通り、上品な味でとても美味です。日本人が好きそう。
アスパラを丸ごといれたスープは日本では珍しいので嬉しい~
つぎに肉系の前菜として頼んだのは
■獅子頭(shizitou)

豚肉に蟹味噌がはいった肉だんごなんだけど
ライオンの頭の形をしているのでそういう名前が付いてるらしいです。
でも、最初の写真を撮す前に、バラされてしまったので
ライオンの形には見えないですね(笑)
これも蟹味噌の味が効いていてとっても美味しいです。
スープにもなにかの隠し味があるよう。
お口直しのタイミングで出てきたのがこれ。
同行の中国人友人がお店の名物だからぜひ!
と薦めてくれた一品
■鴿蛋圓子(gedanyuanzi)

日本語訳では『はとの卵団子』と書いてあります。
一見、はとの卵の茹でたものかと思うんだけど、
じつは、ほんとの『団子』なんです。
そとの団子の部分はやや甘みのある味付けで
がぶりと食べると、中からスペアミントの味と香り
飛び出してきます。
とっても美味しくいただけました♪
※ネットでみてたら、鳩の卵を団子でくるんだものと
書いてるものありましたけど、違うと思うなあ…
つぎはメインディッシュ
■海老の甘辛炒め(現地名不明)

日本の中華料理屋さんでもよく見かける海老の炒め物
ちょっと甘すぎるかなって感じだね
でも、これが上海料理、とくにこのお店の特長。
つぎはぼくがけっこう楽しみにしている一品
■上海炒面(shanghai chaomian)

上海老飯店の上海風焼きそばだから、これがほんとの上海風なんだろうね
メニューの日本語訳には焼きそばと書いてあったけど、
どちらかというと焼きうどんに近いかも…
ソース味でもしょうゆ味でもない、上海風味付け!
これを一度経験したので、これから日本の中華料理屋さんで
焼きそばをたべたとき、
『これは上海風!』
『これは上海風じゃないっ!』
って自慢できるぞ(笑)
■蟹粉小籠(xiefen xiaolong)

ごぞんじ、小籠包! これは上海名物蟹入り小籠包
もちろん美味しいですっ!
でも、ぼくはもうすこし皮が薄い方がすきだな~
きょうは上海に数年住んだことのある中国人友人に
連れてきてもらったので、ほんとに美味しいお店で
ばんごはんをいただくことができました。
そして、驚くべきは、このような老舗ホテルの中にある、
クリントン大統領も訪れるような有名レストランのお料理を
これだけたくさん食べて、料金は二人で
‐200元(約3000円)
ビックリです。 中国ってほんといい国ですね~

これは、お店が税金をちゃんと払っているという証明と
領収書を兼ねたものだそうです。
また、この右半分は宝くじになってて、あたるとなにかもらえるそうですよ
あたったら上海までもらいにいかなければならないのかなぁ(笑)
中国で中華料理をたべると、いつも不満なことがひとつあるんだ
それは、前菜とかメインとか関係なく、できた順番にもってくること
だから、いきなりメインがきて、ごはんもの、最後に前菜とか…
でも、このお店は、最初にまとめて注文したにもかかわらず
ちゃんと順番を考えてだしてきてくれました。
こういうのって、けっこう嬉しいです。
上海にはごまんとレストランがあるけれど、
もし、こちらにくることがあったら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね♪
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【訪問日】 2006年6月
【店 名】 上海老飯店
【ジャンル】上海料理
【住 所】 上海市福佑路242号
【最寄駅】 不明
【電 話】 021-63282782
【営業時間】11時~14時、17時~20時30分
【定休日】 なし
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