■ 焼きとん ya たゆたゆ

たらたら
ちくちく
つんつん
てかてか
とぼとぼ

タン、ハツ、ガツ、コブクロ
日本語って面白いね
特に擬態語
この4文字をみただけで
場面がはっきりとイメージできる
───
まず最初に頼んだのはモツのお造り4種盛り。左から、
・タン 舌
・ハツ 心
・ガツ 胃
・コブクロ 子宮
いずれも素晴らしい食感
豚のモツの造りは初体験だ

トントロ、ハツモト、不明、チレ
では、これはどんな場面を想像するか
たゆたゆ
いままではなにもイメージできなかったけど
この日を境に、『たゆたゆ』と聞くと
びびーんと来るようになった(笑)
───
つづいての串4本は左から
・トントロ 肩肉
・ハツモト 心臓脈
・不明
・チレ 脾臓

茶美豚のソーセージ
■たゆたゆ
そもそもこれは擬態語ではない
天下茶屋(てんがちゃや)にある焼とん屋さん
東京では焼とんは珍しくないが
大阪ではまだあまり見かけない

ガツ、ノドブエ、ハラミ
串3本、左から
・ガツ 胃
・ノドブエ 喉軟骨
・ハラミ 横隔膜
どんどんでてくるので、どんどん食べる!

ナンコツカシラ、タン、シロ
東京にはまさいが好きな焼きとん屋さんが二つある
・秋田屋
・西口やきとん
秋田屋はビジネスマンが行き交う
浜松町の歩道に向かって、昼間の3時から
もうもうと煙を吐き出してる
夕方、近くを通りかかると
知らん顔して通り過ぎるのはとても困難
───
お献立帳の前にあるのも串
写真撮り忘れて串からはずしてしまったヤツ
・ナンコツカシラ
・タン 舌
・シロ 大腸
ここまでの串はおまかせセット
・おすすめ5串 780円
・いろいろ5串 780円
なので1本ずつ10種類でてきたよ

これは本格焼酎・泡盛の巻物
まさいが忍者だったら、
これを口に咥えてどろんと消える
延ばすとほんとに長くて一人で見るのは困難
左手で繰り出して、右手で巻いて行くという
テクニックを使わないと、最後まで読めない

リップ
ここからは串を単品で頼んだので
基本的に2本単位での注文になる
レンコンの手前に見えてるやつは
・リップ 唇
これが豚さんのクチビルだとは想像できない旨さ
───
まさいのもうひとつのご贔屓のお店
西口やきとんは浅草橋駅の西口にある
だから、西口やきとん
ここも道路にむかってもうもうと煙を吐き出してる
というか、風向きによって
煙がぜんぶ店内に流入してるときもある(笑)

フク、マルチョウ
・フク 肺
・マルチョウ
マルチョウは腸のどこかの部分

西口やきとんはほとんどが1串100円
だから、ほんとにどんどん食べられる。
肉文化、大阪は『牛』偏重だけど
東京は牛・豚・羊などのバランスがとれてる
このあたり、東京が羨ましいなって思うよ

そして、モツ煮込みをはさんで
・名物つくね 260円
・塩つくね 280円
どちらも素晴らしく美味しい

そして、最後がこの2種類
・豚バラネギポン酢 三枚肉
・チョウマル
食べ終わってから、お店の大将とすこし話した
ぼくたちがあまりたくさん注文するので
ほんとに食べられるのかと心配してくれたそうだ(笑)
でも、ほんと美味しいのでいくらでも食べられる
時間さえあれば、もっと食べれたかも。

壁にはこのようにメニューが貼ってある
でも、それぞれがどこの部位かわからない人用に
ちゃんと説明付きもメニューもあるから大丈夫
ぱくぱくと豚さんのモツを食べ続けたこの日から
たゆたゆと聞くと焼とんを食べ続ける場面を
無条件で思い出すことになったよ

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【訪問日】 2012年1月
【店名】 たゆたゆ
【ジャンル】 焼とん
【住所】 大阪市西成区天下茶屋3-23-22
【キーワード】 やきとん ヤキトン 焼とん 焼豚
【備 考】
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たゆたゆ (焼きとん / 天下茶屋駅、北天下茶屋駅、岸里駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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