■ ル・カネトン

『タニマチ』という言葉がある
Wikipediaによると、
タニマチとは相撲界の隠語で、
ひいきにしてくれる客、または後援してくれる人、
無償スポンサーのこと。
すなわち、贔屓にしている力士などに
多額の小遣いを渡すお金持ちのこと

語源には諸説あるが、
明治時代に大阪の谷町7丁目の開業医が
大の相撲好きで、力士を支援したのが始まりらしい
この日は
その谷町7丁目のとなり
谷町6丁目にいってきた
『タニマチ』とはまったく関係ない
谷町にある人気のフレンチレストラン
■ル・カネトン 大阪・谷町6丁目
昭和の面影を残す
とても落ち着いた佇まいの建物

6人でのお食事会のメニューは
1800円のランチコース
まず最初にアミューズ・前菜
・ブーダンノワール
・トリッパのトマトソース煮
がつづいてでてくる
いずれもボリュームは少ないが
とっても旨い!

谷町は上町台地というところにあるので
大阪市内ではめずらしく起伏のある地形
大阪(大坂)とい地名のの発祥の地でもある
・カブラの温かいポタージュ
わずか1800円のコースで
アミューズ・前菜に続いて
スープがでてきたのでちょっとビックリ
これまたしっかりとしたお味で
おまけについてくるような
安っぽいスープではない

お食事会のあと、
みんなで空堀商店街を散歩した
谷町筋から松屋町筋までの商店街だが
アーケード街がかなり急な坂道になっている
坂道になっているアーケード街なんて
初めての経験だったから、
とっても新鮮な感じだったよ
スープのあとリゾットがでてきた
・イカラグーと烏賊墨のリゾット
いったい何品でてくるんだろうと
ちょっと驚きながら一口いただくと
これまた、めっちゃ旨い
イカのラグーも初体験だし
リゾットの炊き具合もバッチリ

本日のメインディッシュはこちら
・若鶏のポワレと茸クリムソース
トップにもアップの写真を載せたが
これまた素晴らしいのひと言
ポーションは小さいけれども
完璧な火入れで、肉の味が活きた
ほんとに美味しい一品だった

谷町界隈には
昭和の雰囲気を残す建物が
ビルの合間に散見される
空堀商店街でも古くからの商家風の
お店がいっぱいあった
こういう街並はずっと残してほしいよね
・ムース オ フロマージュブラン
これにたしか柚子のアイス付き
デザートひとつとっても
すっごく満足できる
ちょっとしたカフェだったら
このスイーツと飲み物だけで
軽く千円くらいはしそうだよ

そしてまた驚いた
飲み物といっしょに
小さいけれどお茶菓子がついてきたよ
4千円くらいのコースだったら
お茶菓子はよくついてくるけど
このお値段でって感じだったね

いったい何品でてきたのだろうと思って
帰り際にお店の前の黒板を
もう一回見てみる
お店に入る時には
あまりしっかり見なかったけれど
たしかに、全部書いてあるね
小菓子も書いてある

このお値段でコレだけ満足な
ランチコースって初めてかも知れない
品数が多いだけでなく
一品ひとしながほんと丁寧に作られていて
ほんとに満足なものばかりだったよ
お食事会後の空堀商店街散策も楽しかったし
ほんとに素敵な午後のひとときだった
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【訪問日】 2013年1月
【店名】 ル・カネトン Le Caneton
【ジャンル】 フレンチ
【住所】 大阪市中央区上本町西2-6-23
【最寄駅】 地下鉄 谷町6丁目駅 徒歩1分
【キーワード】 ルカネトン カネトン 鴨 フランス
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