■世界自然・文化遺産 黄山

黄山に来て2日目
みんなで黄山の山に遠足にいってきました♪
泊まっているホテルは黄山地域のほんの入り口
だから、ここからツアーバスに乗っていきます。
これがツアーバス♪
中もめっちゃぼろっちいけど、こちらではあまり気にならないです
時間がなかったので、お昼ごはんはミニショップで買った
菓子類をバスのなかで食べただけ… なんとかなるやろ
世界遺産の地域にはいったところでバスを乗り換えて
やっとこさ到着したのは、いわゆる登山口だよ
さっそく記念碑的な大きな岩があってみなさん記念写真を撮っています。

岩には『中国・黄山 世界地質公園』と書いてあります。
世界自然遺産のことかな。
後ろに見える建物には『黄山遊人中心』と書いてある。
中国語でもなんとなくわかるけど、
英語では、「Visitor Center」 うんうんって感じだね♪
さて、ここから先はかなり険しい山になるんです。
世界自然遺産の本領発揮ってところかな
もちろん歩いて登ることも出きるらしいんだけど
軟弱なぼくたちは、ロープウェイで登ります。

6人乗りの小さなゴンドラ
これにのって、ものすごい渓谷を飛び越えていきます。
もしもロープが切れたなら、イチコロだね ^_^;
ロープウェイに乗っているのはたった10分程度

窓からしたを覗くとほんとに山深い渓谷
ここを歩いて登ったら1日じゃ無理だろうな
歩いて降りるだけでも気が遠くなりそう…
遥か下方に川が流れてるよ
こんなところ人は歩けないんだろうな…

ロープウェイをおりたら、こんどはすこし歩きます。
こんな山奥でも、道が整備されていて、
というか… ずっと石の階段ができてるんだよ
こんなところまで、このデカイ石を運んできたなんて信じれない。
まあ、万里の長城をつくった国なんだから
コレくらいの石段はおちゃのこさいさいなのかなぁ?

10分くらい登ったら、道ばたにこんなのがあったよ
■セダン
ってかいてある。 なんかおかしいね。
この前後にいるおにいさんが担いでくれるんだ
要するに、『籠』みたいなもの
これに乗って、この急な石段を登ってくれるんだけど
石段の傾斜がすごいから、きっとこの『セダン』に
乗ってても、恐いんじゃないかなぁ~ ^_^;
しばらく歩くと、こんな松の木がありました
これはすごく有名らしい!

■黄山奇松
と呼ばれる奇松のひとつなんだけど
その中でももっとも有名なもののひとつなんだって
でも、日本でも変わった松はよく見かけるので
そんなに感動はなかったなあ
この建物と後ろにそびえる巨大な岩場が
とりあえず、今回の目的地!

ロープウェイが無い時代にはここまで来るのは
ほんとにたいへんだったろうな
いつも霧に包まれているので、ほんとに仙人が住んでそうなところ
建物の前におおきな横幕が張ってあって、そこには
■珍惜生命(zhenxi shengming)
と書いてあります。
簡単に言えば、『いのちを大切にしなさい』ってこと
やっぱり、ここまできて、いのちを絶つ人がたえないんだろうね。
こういうのは万国共通なんだ。 悲しいことです
このあたりで、ブラブラしたり、写真をとったりして
そろそろ下山の時間になりました
さっき、ロープウェイを降りたところまでは
ここから15分くらい。 軽い軽いとおもってたら…
ん? なんか、みんな違う方向にあるいてゆくよ!
なに? どうしたん? おいおい…
ちょっと胸騒ぎを感じたので、前のほうを歩いていた
ガイドの女性にそれとなく聞いてみた。
『あ、ロープウェイの最終が出てしまったので、歩いて…』
あまりの驚きに、『歩いて』のあとの言葉は聞き取れなかった!
おいおい、来るときにロープウェイの窓から眺めた
あの雄大な渓谷を歩いて降りるんかいっ!
が~~~~~~んっ!
いままで陽気にみんなで話ながら歩いていたのに
突然、沈黙が襲ってきた…
あまりの驚きに、だれも声を失ってしまっってます。

これは30分ほど降りたとろにあった、
ちょっとした広場。 まあ、トイレ休憩所のようなところ
この広場の右下におりていく階段が見えますか?
いままでも、これからも、
ず~~~~~っっと、
こんな階段の連続。 手すりもないんだよ!
躓いたり、足を踏み外したら、とうぶん止まらないよ…
あたまのなかに怖い言葉がよぎったよ
『こんなところで死にたくない…』
ロープウェイで登って降りるだけだからって聞いてたので、
ぼくは革靴!
1時間ほど降りた頃には、ぼくの膝が『笑い』だしました。
膝や脚がいたくて、立ち止まっても
膝は笑い続ける…
膝が笑うって、名言だね! だれが考えたのこんな言葉?
そんなこと考えてたら、後ろからバタバタっていう足音
なんじゃいなって、後ろを振り返ると…

わー、こんなでかい荷物背負った人が走って降りてきて
あっというまに、ぼくを追い越していった!
すごっ!
この人だけじゃない。
後ろからつぎつぎと、走って降りてきて、追い越していく人たち
そう、この山で働いてる人たちなんだ。
毎日毎日、走って登って、走って降りて…
彼らがオリンピックでたら、ぜったいマラソンとか優勝できるよ
中国、恐るべし!!
気を失いそうになりながら、2時間ほど降りたところの景色がこれ。

この渓流、きっとロープウェイから見えてた川だよ~
あのときは、
綺麗だね~
こんなところ、人は歩けないんだろうね~
ほんと仙人がでそうなところだね~
っていってた。 ぼくは仙人かっ?
約2時間半ずーーーーーーと、階段を降り続けて
やっとたどり着きました、ロープウェイに乗ったところ!
乗り場のぼろっちい屋根が、これほど感動をもって
見ることができるとは、3時間前には夢にも思わなかったね…
前後をみると、ぼくたちと同じようにやっぱり階段を
降りてきた人たちもけっこういました。
若いカップルもいて、最初は手をつないで歩いてたけど
最後のほうは、ちょっと前後に離れてあるいてたよ。
彼ら、これからだいじょうぶかな?
世界自然・文化遺産だけあって、ほんとに美しい自然を満喫できましたよ~♪
でも、その後の1週間、地獄の日々でした… ^_^; ^_^;
■2006年6月
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