■ Hotel Majestic Saigon

初めてのベトナムに入って9日目
ベトナムは今夜が最後
あしたのフライトでカンボジアに行く
いままでほとんど
1泊20ドル台の安ホテルばかりに
泊って来たが最終日だけ
奮発してここに泊る
日本を出る前から予約していた
■Hotel Majestic Saigon
Expediaからとっておよそ160ドル

前日まで泊っていた
Thien Thao Hotelは1泊22ドル
8倍のお値段だよ!
この日の朝
Thien Thao Hotelからタクシーで
移動して来たが
建物やロビーを見ると
8倍でも安いくらいに感じた
ヨーロッパ調の
とっても落ち着いた佇まい

チェックインをする時に
受付の女性からこんなこと言われた
女性 ようこそ、いらっしゃいませ
きょうはサプライズをご準備してますよ♪
まさい はあ・・
なんのことかわからないけど
ま、いいか
チェックインをすませると
その受付の女性が
わざわざ鍵を持って
部屋まで案内してくれる
↑の写真はエレベータを
降りたところ
めっちゃ落ち着いた素敵な雰囲気
照明の色合いもとてもよい
品の良い絨毯の上をあるいて
部屋に向かう

案内してくださった女性
103号室の前で立ち止まり
『こちらです』とドアの横の小さな
パネルを指差す
おおお〜っ!
サプライズとはこのことだったのか
ベトナム戦争の従軍記者として
1年ほど戦地に赴いていた開高健
その彼が泊っていた部屋だ
観光シーズンになると
この部屋に泊まりたいという
日本人の希望が殺到するらしいが
シーズンオフだったので
気を利かせて準備してくれた

部屋に一歩入ると
ほんとに素敵な空間が拡がっている
部屋の広さもいい感じだが
それ以上に調度品がすばらしい
そして、照明の明るさや色が
ほんとに落ち着ける、素敵な感じ

ベッドサイドにある
スタンドと電話機
めちゃレトロな感じだが
この電話機はプッシュホン
もちろんちゃんと使える

ベッドの反対側には
これまた落ち着いたデスク
開高健氏は
ここでいろいろな
原稿を書いたのだろうか?

もちろん、応接セットもある
テーブルのうえには
ウェルカムフルーツ
ベトナムのバナナは
樹で熟してるから旨いんだよね

テレビを見る時には
このロッキングチェア
まさいはテレビを見ないので
けっきょく使わなかったけど・・

ベッドルームのほかに
クローゼットのスペース
さらにその奥にある洗面所とお風呂
なにもかもが素敵すぎて
ひとりで滞在するにはもったいない

このホテルに泊ろうと思ったのは
沢木耕太郎氏の本による
その中で、開高健氏がここに
宿泊していたのを読んでいたので
知っていたのだがまさか
その部屋に宿泊できるとは
思っても見なかった
なかなか希望しても叶わない
貴重なひとときを
ホテルの人の粋なはからいで
過ごすことができたよ
ありがとう!

■ベトナムの話 ぜんぶ
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【訪問日】 2013年6月
【店名】 Hotel Majestic Saigon
サイゴン マジェスティックホテル
【住所】 01 Dong Khoi Street District 1, Ho Chi Minh City
【キーワード】 ベトナム サイゴン ホーチミン Vietnam Saigon Ho Chi Minh
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