■ アンコール遺跡 トゥクトゥクでまわる

アンコールワットをはじめとする
アンコール遺跡群は壮大すぎて
ちゃんと見たければ1週間はかかる
そこをまさいはルモ(トゥクトゥク)の
1日コースをつかって駆け足で見て回った
一番最初のアンコールワットの
次に訪問した場所はこちら
・バイヨン Bayon
アンコール・トム(大きな街)と呼ばれる
周囲12キロの城壁の中心にある
宇宙の中心を意味する場所らしい

これはバイヨンの四面像と呼ばれ、
塔の4面人面像が彫られている
遺跡についてここでは説明しない
くわしくはWikiPediaをはじめとする
ネット上の情報にたくさんあるので
そちらをを参照してほしい

バイヨンからルモで数分
つぎに訪問した遺跡は
・プリア・カン Preah Khan
聖なる剣という意味らしく
ジャヤヴァルマン7世という王が
チャンパ軍との戦いに勝ったことを
記念してたてたものらしい
上の写真は2階建ての石造建築物で
こういう2階建てのものは
とても珍しいらしい

巨大な木に押しつぶされそうになった
建物もあったが、ここは厳密に言うと
プリア・カンの外側かもしれない
このあたりまで足を伸ばすと
アンコールワットのような団体の観光客が
ほとんどやってこないので
ほんとにのんびりと遺跡を楽しむことができる
じつはここでのんびりと歩いていたら
遠くまで歩きすぎて
ルモがどこで待っているのか
わからなくなってしまった
4〜50分歩き回って
やっとのことでルモを見つけたが
こういうハプニングも楽しめるほど
このあたりはのんびりした地域だ
このあと昼食を食べた

昼食時に猛烈なスコールがやってきたが
それも1時間ほどでやむ
ふたたび灼熱の炎天下
午後の最初の訪問はこちら
・ニャック・ポアン Neak Pean
ニャックポアンは絡み合うヘビという意味
もともとは医療の目的のために設計され
ジャヤーヴァルマン7世が建てた多くの
病院のうちの1つであったらしい

ニャック・ポアンの東側にあるのが
・タ・ソム TA Som
もともと僧院だったらしい
↑こちらはその入り口

タ・ソムは修復が十分なされておらず
あちこちで破壊がすすんでいる。
この石壁は木のつっかえ棒で
ささえているがこんなので
持ちこたえられるのだろうか?

ここなど完全に崩れてしまっていて
原型がどうなっていたのかもわからない
しかし最近、ワールド・モニュメント財団
(WMF)がこの寺院の修復を始めたそうだ

これはタ・ソムの東塔門だが
リエップという木の根に
覆い尽くされてしまっている
こういう姿は自然の偉大さが感じられて
まさいは好きだが
このままほっておくといずれ
塔門は崩れてしまうだろう

アンコール遺跡のように
いちどにたくさんの遺跡を巡ると
あとから写真をみても
どこで撮ったものかわからなくなる
なので、まさいはいつも
ガイドブックのそのページの写真を
最初に撮ることにしている

つぎに訪れたのは
・東メボン East Mebon
東バライ(貯水池)の中心にある寺院
※東バライは現在干上がっているが
東西7キロ、南北1.8キロの巨大貯水池
貯水池が先にあって、その中心に
あとから寺院が建設されたらしい

これは東メボンのなかにある
おそらくは経蔵
上の方はほとんど崩れている

東メボンから1.5キロほど南下したところ
・プレ・ループ Pre Rup
というピラミッド式寺院
かなり壮大な建物
プレは変化、ループは体を意味し
かつて境内で行われたと伝わる火葬が
名前の由来らしい

プレ・ループの高いところから
したを望んでみた
この日はここが最後の訪問地

このルモの運ちゃんにきょう一日
とってもお世話になった
朝8時ころにゲストハウスを出発して
およそ7時間。
これでわずか12ドル
最初に駆け足で回ると書いたが
実際はのんびりゆったり歩いてまわる
ほんとに満足で楽しい一日コースだった
歴史や遺跡に興味のある人なら
3日券や7日券でもっとじっくり巡ると
ほんとに充実した旅になると思う
まさいの乗るルモの前を
地元の親子が自転車で走ってる
子供ちゃんに手を振ってあげる
とても素敵な笑顔が返ってくる
なんとも気持ちのいい一瞬だ
■訪問日:2013年6月
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