■ Hanoi - Lao Cai 寝台列車 / Livitrans Express

ハノイの北方500キロくらいのところに
Sapa(サパ)というところがある
ここは多くの少数民族が住んでいたり
日本のような棚田が一面に広がっていたりの
とても素敵な地域だ
ここへ行くためにはまず、バスか列車で
Lao Cai(ラオカイ)というところにいく
まさいは列車が好きなので
寝台列車をつかって行くことにした

前回ハノイに来たときに仲良くなった
Emilyに頼んでチケットを取ってもらった
出発の夜、ホテルの近所のフォーのお店
・Pho 10
で夕食をご馳走になったうえ、
わざわざ駅まで送ってくれるという
ほんとにEmilyは親切で素敵な女性だ

この日乗る寝台列車は
・Livitrans Express / SP7 $40.00
という、観光客向けのちょっと上等な車両
ベトナムでは列車の運行は鉄道公社が
ぜんぶやってるが、車両は民間の会社が
購入し(レンタルかも)各社が独自の
車両をお客さんに提供している。
このLivitrans Expressもその一つらしい
SP7というのが列車番号で
ハノイ中央駅を20:35に出発、
ラオカイには翌朝の4:50到着予定

Lao Cai行きの寝台列車は
以前にHueまで乗った統一鉄道と同じく
コンパートメントタイプになっている
しかし部屋に入ってみてびっくりした
全面板張りですごく落ち着いた雰囲気
そしてとても奇麗
日本の寝台列車よりもずっと上等な感じだ

そして窓側にある小さなテーブルの上には
ペットボトルの水と可愛い湯のみ
とても気が利いていてとても嬉しいよ

ベッドをアップでみるとこんな感じ
この写真だけみると、ふつうの部屋にある
ふつうのベッドのように見えるよね
マットレスもふかふかだし
掛け布団もふんわりして気持ちいい
このクォリティのベッドの列車に
たった40ドルで乗れるのだから
とってもおトクな気分

各コンパートメントの扉には
内側から鍵をかけられるようになっている
だから、防犯的にも安心だね
そして、その左側にあるものはなにか?
最初は、なんやこれって思ってた。
しばらくして、このコンパートメントには
上段のベッドに登るハシゴがないことに
気がついた。
なるほどここに足を掛けて上段に登るのか
上の段の人が登るのを見てると
けっこう大変そうだったよ(笑)

列車はほぼ定時に出発
とても寝心地のよいベッドだったし
発車したころビールを2缶飲んだので
すぐに熟睡モードに入って
明け方までぐっすり眠った
ふと目が覚めたときに外を見ると
どこかの駅に停まってる
時計を見ると、明け方の4時半ころ
Lao Caiへの到着予定時刻は4:50なので
予定通りならあと20分だ

そして、夜が開けて
周り一面が明るくなってきた頃に
終点のLao Caiに到着した。
時刻は5:30。 40分遅れだが、
ベトナムの列車にしてはまあ上出来かな。

Lao Cai駅のホームには
ここから各地へいくタクシーの値段表が
立てかけてあった。
このあと行く先のSapaまでは
タクシーで行くと20ドル
距離が37kmもあって、
しかも曲がりくねった山道ということを
考えるとリーズナブルな値段だね。
でも、ぼくは3ドルでいける
ミニバスに乗ることにするよ

Lao Caiの駅を出たところ
この列車は寝台車だけではなく
ふつうの座席車も連結されているので
かなりたくさんのお客さんが乗ってる
駅のそとに出て眺めていたら
ほんとにたくさんの人が
ゾロゾロと駅から出てきたよ

これがSapaまで乗って行くミニバス
37kmの山道をたったの3ドルで行ってくれる
満席でぎゅうぎゅうだったけど、
Sapaへ行けるのが嬉しいので
ぜんぜん苦にならないよ!
■訪問日: 2013年8月
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■Key Word:Sapa サパ Lao Cai ラオカイ 寝台車 寝台列車 Soft Sleeper