■ パクセー(Pakse)/ラオス最初の街

タイ〜ラオスの国境から
ソンテウに揺られておよそ1時間
メコン川の立派な橋を渡って左折
パクセー(Paksee)の市場の前に到着
ラオスの街はどんなところだろうと
ワクワク・ドキドキだ
上の写真はパクセーの夜景
降りてすぐのところで
旨そうな鶏の丸焼きを焼いている
とても旨そうだがぜんぶ丸鶏ばかりで
ちょっとデカすぎるので買うのは諦める

宿の場所がさっぱりわからないので
市場の前からラオス式バイタクに乗って
いくことにする
バンコクのトゥクトゥクや
ベトナムのバイクタクシーは
かならず乗る前に値段交渉するが
最初はたいていふっかけてくる
そのこころづもりで値段を聞いた
まさい ○×までいくらだ?
運ちゃん 20,000キープだ
ま う〜ん、10,000で行ってくれないか?
運 ダメだ、20,000だ
ま じゃあ、15,000でどうだ?
と食い下がると、周りにいた
ほかのバイタクの運ちゃんまで
声を揃えて、『20,000だ!』という
日本円でおよそ250円
しかたないので、その値段で乗る
でも、どうやらそれは
正しい値段だったようだ
このあと、ラオスのあちこちで
バイタクに乗ったが
ラオスでは客にふっかけるという
習慣がないらしく、最初から正しい
値段を言ってることがわかってきた。
それがわかるととても楽だ
値段を聞いて気軽に乗ることができる

今回のラオスの旅
バンコクから普通列車とローカルバスで
国境まで来て、歩いて国境を越えると言う
最初のメーンイベントが無事完了したので
ちょっと気が抜けている
だからパクセーでなにをしようか
どこを観ようかなどなにも考えていない
こういう状態で街をブラブラしてたとき
長距離バスの料金表の看板を見つけたので
ああ、パクセーはスルーして
もっと田舎にいこうかな・・
って思ってしまった

その看板はレストランの前にあったので
とりあえずビールを飲みながら
どうするか考えることにする
・Beer Lao 大瓶 10kキープ
楽しみにしていたビアラオ
ラオスではどこいってもこれだが
他国ではなかなか飲めない
かなり旨いよ、このビアラオ
ビアラオはどこにいっても
この大瓶が基本サイズだ

最初はビールだけ飲もうかと思ったが
ちょうどいい時間なので
晩ごはんも食べることにした
・Lao Noodle 18kキープ
この麺、ちゃんとした名前あると思うけど
メニューにはラオ・ヌードルとしか
書いていなかった
どうやら観光客向けのメニューらしい

米粉の麺はちょっと平べったくって
とてもツルツルしている
きしめんのような食感で旨い
スープはチキン出汁のようで
こちらもとても旨かったよ
ラオス初の食事は大満足
ビールと麺で28kキープ
およそ350円
ちなみにキープの円換算のしかたは
1k(1,000)を12〜3倍するとよい
28k(28,000)キープ × 12 = 336円
てな感じ
ベトナムもカンボジアも同じだが
ラオスも0がおおいので、k単位にしてから
かけ算するほうがわかりやすい
ベトナム(ドン) は5倍
カンボジア(リアル)は25倍
ラオス(キープ) は12倍
日本式に何万キープと読んでしまうと
換算がとてもわかりにくい

ビールを飲みながら悩んだ末
このバスに乗ることに決めた
・Don Det 70kキープ
Don Detはデット島の意味
ラオス最南部のメコン川に浮かぶ
たくさんの島のなかの一つ
Nakasongというところまでバス
そのあと渡し船にのる
PakseからNakasongまでおよそ150km
だいたい3時間くらい乗るが
バス代は850円程度。
ラオスの物価から考えるとちょっと高いが
観光客用のバスだからしかたがない
明日の朝8時に宿まで迎えに来てくれる

明日の予定を決めてひと安心
美味しいビアラオとラオ麺にも満足して
暗くなりかけた街をのんびりと宿に向かう
↑は宿への途中で通りかかった街角
日が沈んだあとに少し残った空の明かりと
街灯の色が混じり合って
素晴らしい光景をつくり出している
まるで古い映画の一シーンのようだ

パクセーの夜の街をあるくと
あちこちでこういう小さいテーブルを出して
何かをしている女の子を見かける
数十メートル間隔であまりにもたくさん
こうやってるのを見かけたので
気になってなにをしているのか聞いてみた
まさい ここでなにしてるの?
女の子 これ売ってるの
といって指差したのは、馬券だった
それぞれ違うものを売っているらしく
この娘は馬券だったが、宝くじとか
ほかのギャンブルの券をうっている娘も
いるようだ
売り子は全員若い女の子だった
夜遅くに、女の子が道ばたで
こういう商売ができるというのは
やはりラオスは安全な国なんだろうなって
思ったよ

パクセーの宿のことはまた別に書く
これは翌朝、宿の近くで
朝ごはんを買った屋台
ベトナムのバインミーみたいな
フランスパンのサンドイッチ屋さん
・カオ・チー・サイ・クワン 6kキープ
ひとつおよそ75円

ラオスの朝食でとても一般的なこれ
ここに作り方が載っているが、簡単に言うと
・フランスパンを炭火で焼く
表面カリカリ、中はふんわり
・豚のパテとマーガリンを塗る
・具を詰める
・ソースをかける
という手順

このカオ・チー・サイ・クワンを
宿に持って帰って、ベランダから
こんな光景を眺めながらいただいた
旨かった。絶品だ。
いやぁ、幸先の良い一日の始まりだ!
■訪問日:2014年8月
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