■ のりば食堂 / 石垣島

とある用事でまた石垣島にやってきた
前に来たときはあまりにも時間がなくて
空港の『やいま村』という売店的食堂で
八重山そばを食べただけだ
今回も空港で食べるだけというのは
ちょっと残念なので
バスで街まで出てお昼ごはんにする

空港からバスでおよそ30分、540円
『登野城七町内』というバス停でおりると
その真ん前にお店がある
■のりば食堂
のりばというのはバス乗り場のことだ
バス停の真ん前にあるから
のりば食堂と言うらしい
お店の正面に大きく『のりば食堂』と
書いてあるので、すぐにわかる
お店に入ったのは12時半すぎ
お座敷の席が空いていたので
部屋のすみっこのほうに座った

この写真の左側手前がお座敷
格子戸の向こうにテーブル席と厨房がある
メニューには八重山そばを中心として
いろいろなものがあるが
できるだけ島名物をいただきたいと
思ったので、これを注文した
・島アーサー・ソーキ・三枚肉そば
お値段は1,200円
石垣島という離島にあって、しかも
観光客向けではないお店でこのお値段
ちょっと高いかなと思ったが
3種類もの島名物の魅力の前には
ひとたまりもない
壁にべたべた貼ってある有名人らしい人の
色紙とかを眺めながらしばし待つ

きた〜〜っ!
うひゃ〜っ! って声がでそうになる
汁面全体を覆い尽くしている濃緑色
それが島名物のアーサー、青さのことだ
こんなに大量に乗ってるとは思わなかった
そして、濃緑色の汁面の上には
神村養豚地から直送されたという
石垣島産豚の三枚肉とソーキが
どーん、どーん、どーーーんと乗っている
すごい迫力だ
まずはアーサーたっぷりのスープを
ひとくち味わってみる
う〜ん、素晴らしい。
海の香りと味が口中にひろがる

つぎに島豚の三枚肉を持ち上げてみる
ずっしりと重い!
お箸で持ち上げると落としそうなくらいだ
これが2つも入っている
ひとくちかじる
旨いっ!
トロトロの肉の部分はもちろん
脂身の部分が想像以上にすばらしく旨い
これこそ真の豚肉だね!

つづいては麺だ
このお店の八重山そばは
麺にうこんを練り込んである
だから、普通のと比べるとかなり黄色い
かなり太めでもっちりとしている
うこんを練り込んでいるからか
普通の八重山そばとはすこし食感がちがう

そして最後にとってあった
まさいの一番好きな部位がこれだ
ソーキ
島豚のあばら骨、つまりはスペアリブだ
これがまた説明できないくらい旨い
ソーキもでかいのが2本入っている
アーサーたっぷりのスープを味わい
トロトロの三枚肉を楽しみ
うこん入りの八重山そばを食べ
そして超美味なソーキを骨ごとしゃぶる
これをなんども繰り返す

最初に1,200円は高いかなと思ったことが
恥ずかしく思えてくるくらい
満足感の高い一品だった
空港からわざわざ、安くないバス代払って
はるばるやってきた甲斐があったよ

食事を終えて、店から出たら
外のテーブルで4人が待っておられた
やっぱり人気なんだね
いやぁ、それにしても旨かった馬勝った豚勝った!
ごちそうさま
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【訪問日】 2014年10月
【店名】 のりば食堂
【ジャンル】 食堂
【住所】 沖縄県石垣市登野城619
【最寄駅】 登野城七町内バス停 徒歩0分
【キーワード】 石垣島 八重山
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のりば食堂 (沖縄そば / 石垣市)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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