■ とうふの比嘉 / 石垣島

最近、旅先で朝ごはんを
外に食べに行くと言うのにハマってる
都会で朝ごはんというと
カフェかファーストフードくらいしか
思いつかないが、地方にいくと
けっこう特色のあるお店がある
ここ石垣島で目指す朝ごはん処はここだ
■とうふの比嘉
基本は島とうふを作ってるところだが
朝から美味しいゆし豆腐の定食を
いただけるらしい

場所を調べると宿からけっこう遠いので
また、チャリを借りてでかける
グーグルマップで道順を調べて
そのとおり走ってたら
こんな農道に入ってしまった
あたりは一面のサトウキビ畑
大丈夫かいな? と心配しつつ
さらに走る

サトウキビ畑のあいだの農道をいくと
ほどなく看板があった
・50m先 ゆしどうふ食処 とうふの比嘉
よかったよかった
あと50メートルだ

農道を曲がってすこし行くと
すぐにお店はあった
食堂と言うよりは
おとうふ工場の庭先に
食べる場所をしつらえただけのような感じ
店頭の看板にこう書いてある
←暑さに強い方 暑さに弱い方→
左にいけばオープンテラス
右にあるのは冷房付きの部屋のようだ
いまは朝なのでぜんぜん暑くないから
みんなオープンテラスで食事をしている

ここがオープンテラスの席
お店に着いたのは朝の7時半ころだが
すでにたくさんのお客さんがいる
けっこう、人気なんだね!

壁にかかっているメニューを見ると
お豆腐屋さんらしいお料理がいろいろある
お目当てにしてきたのはコレ
・ゆし豆腐セット
(小)350円
(大)450円
(特大)550円
(超特大)650円
サイズがいろいろある
超特大ってなんだか可笑しい
分量がよくわからないが(大)をお願いした
他には
・ゆし豆腐そば 中450円/大550円
・豆腐チャンプルー定食 550円
とかあってどれも旨そうだ
・お年寄り ゆし豆腐セット 350円
なんかもある。これはゆし豆腐に
おかゆ、玉子焼き、おから炒めがついている

注文してから10分くらいででてきた
これは(大)だが、
かなりでかい丼に豆腐がいっぱい入ってる
こんなに食べられるかな? と
一瞬心配になった

付け合わせが各種あって
いずれもひとつ100円だったので
・タコめんたい
をいっしょに注文した。
他にもいろいろあるが
『おからの味噌炒め』というのがどんなのか
興味をそそられる

これは豆乳。壁に
豆乳の好きな方は
声をかけてください(店主)
と書いてあったので、もしかしたら
おかわりをくれるのかもしれない。

そして、これが『ゆし豆腐』
ちなみにゆし豆腐とは
豆乳ににがりを加えただけの豆腐のこと。
固まる手前でやわらかくふわっとしてる
本土でくみ豆腐とかおぼろ豆腐というやつ
そのゆし豆腐をあっさり味のスープで
煮込んだ湯豆腐のようなイメージ
それにしてもすごい量だ

さっそくいただきま〜す
うん、旨い!
木綿豆腐とはちがう
絹ごし豆腐ともちがう
島豆腐の食感
独特だよね
薄味だけど優しい味のスープが
島豆腐の美味しさを引き立ててくれる

お料理を運んできたおばあさんが
スープは味が薄いからこれつけるといいよと
教えてくれたのがこのお味噌

おばあのお薦めにしたがい
豆腐に味噌をすこし乗せて食べる
おお、旨さが倍増した
ベストマッチだね、この豆腐とお味噌

テーブルの上にはお味噌以外にも
いろいろな定番ものの調味料が置いてある
お豆腐はたっぷりあるので
これらの調味料もつけて食べてみよう

まずは島とうがらしをかけてみる
う〜ん・・
ピリッとしててい引き締まるが
イマイチ味があわないな

次にぴぱーちをかけてみる
ピパーチとはマレーシア、タイなどの
東南アジア原産で、石垣、八重山諸島にも
多く分布しているいわゆる島コショウ
これは島とうがらしよりは豆腐にあうが
それでも旨いっ!って感じではない
やっぱりおばあが薦めてくれた味噌が一番だ

お料理がでてきたとき
すごい量で食べきれるのか心配したが
食べてみると意外とすんなりと
お腹にはいってしまった
健康食品の代表選手である
お豆腐を朝から大量にたべて
きょうも元気な一日になるよ
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【訪問日】 2014年10月
【店名】 とうふの比嘉
【ジャンル】 ゆし豆腐
【住所】 沖縄県石垣市字石垣570
【最寄駅】
【キーワード】 石垣島 八重山 ゆし豆腐
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