■ O Bacalhau que Chora / バカリャウ料理 / ブラジル

日本でバカリャウというとポルトガル名物の
・Bacalhau salgado(鱈の塩漬け)
を指す場合が多いが、
本来はバカリャウは鱈そのもののことだ
そのバカリャウのお店に行ってきた

サンパウロから200kmくらい北方に
Pocos de Caldos(ポコス・デ・カルドス)
という観光地がある
そこのホテルで教えてもらったお店
■O Bacalhau que Chora
『バカリャウが泣いている』という意味だ
あはは、面白い名前だね
たしかに看板の可愛い鱈が涙を流している

この日は猛烈な暑さではなかったが
やっぱりまずビールを飲みたくなる
・CERVEJA PILSEN ORIGINAL
という、ブラジル産のピルスナーだ
やや軽めだがけっこう旨い
お店についたのは午後2時頃だったが
まだけっこうたくさんお客さんがいる

まずはバカリャウの前菜
なんか天文台のような形をしている
・O Bacalhau Que Chora 24.99レアル
このお店の看板料理のようだ。というか
ここの店名はこのお料理の名前そのもの
ちなみに2014年10月現在で
ブラジルのレアルは43円くらい
だから、このお料理はおよそ1,000円

真っ二つにカットしてみる
まわりのドームを形成しているのは
丸ごとの玉ねぎ
そして玉ねぎの中をくりぬいて
バカリャウの身をほぐしたものや
チーズ、ポテト、香草などを入れてある
ドームが出てきたときは
いったいどんな食感なのか
想像もつかなかったが
中身はグラタンのような感じ
予想以上にとても美味しい

このお店はバカリャウのお店だが
それ以外のお魚の料理もあるので
メインをなににするかかなり迷ったが
やっぱりバカリャウにした
・Bacalhau Tricolor 139.99レアル
『3色の鱈』てな感じの名前だ
でてきたお料理を見ればわかるが
かなり大きいバカリャウを
丸ごと煮込んでカットしたのではないかと
思えるくらい巨大なポーションだ

2人でこれを取り分けると
一人前がこんな量だ。
お値段もすごいが量もすごい
しかし、あっさりした白身のバカリャウを
優しい味付けで調理してあるので
けっこうパクパクと食がすすむ

この料理といっしょに2種類のスパイシーな
調味料を持ってきてくれた
右のはよく見るタバスコタイプ
左のには辛い胡椒の実がたくさん入っていて
かなり強烈なスパイシーさだ
バカリャウは白身であっさりしているので
たくさん食べているとだんだん飽きてくる
そういうときにこの香辛料をすこしつけると
またまた食欲が増進するという仕組みだ

初めて食べた本格的なバカリャウ料理
どちらもとても美味しかった
でも、前菜のほうはとてもリーズナブルな
お値段だったが、メインの6,000円は
どう考えても高すぎると感じたよ
さいごにエスプレッソをのんびりといただき
すっきりとした気分になる
ポコス・デ・カルドスという観光地での
すこし遅めのお昼ごはん
ちょっと高くついたけどとても旨かった
ごちそうさま!

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【訪問日】 2014年10月
【店名】 O Bacalhau que Chora
【ジャンル】 バカリャウ料理
【住所】 R. Maj. Joaquim Bernardes, 89 - Ns. Aparecida MG Brazil
【最寄駅】
【キーワード】 バカリャウ 鱈 ブラジル Bacalhau Brazil Brasil
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