■ Khone Pha Pheng waterfall (コンパペンの滝) / Laos

Don KhonからNakasanに戻ってきた
この先の予定がまだなにも決まってないが
とりあえずバス乗り場にいくと
どこにいくバスも12時発のようだ
発車時刻までまだ2時間もある
それまでどうしようかと思ってたときに
ふと思いついた
そうだ、コンパペンの滝に行こう
Khone Pha Pheng と書く
メコン川で、いや東南アジアで
最大の滝らしい

ガイドブックによると
NakasanからKhone Pha Pheng までは
車で30分くらいかかるらしい
バスとかの交通機関はないようなので
たまたまそこで客待ちをしていた
人の良さそうなバイタクの運ちゃんに
値段を聞いてみた
まさい コンパペンまでいくらだ?
運ちゃん 30kキープだ。
ま じゃあ往復で50kで行ってくれないか?
運 戻ってくるなら60kだ
ま 往復割引はないのか?
運 行きも帰りも同じだけ時間がかかる
だからおなじ値段だ。 しかも、
向こうで観光の1時間くらい待ってるが
それはサービスで無料だ
ま そ、そうか。それはありがとう
とてもロジカルな説明をされたので
これ以上、値切れる雰囲気ではない

Nakasanから国道にでるまでは
舗装されていない地道だ
なのであちこちにぬかるみがあって
それを避けて走って行く
右に左に曲がるので
落ちないように掴まってるだけで大変だ
片道30分というが、国道に出るまでの
短い距離だけで15分くらいかかってしまった
国道にでると、綺麗に舗装されていて
そしてほとんど車は走ってないので
とても快適に走る
このサイドカー式のバイタクは
ラオスで初めて乗ったが
これほど快適なものとは思わなかった
前には遮るものがなにもないので
景色がほんとに綺麗に見える
そして、カラダ中で風を受けて
強烈な太陽の光線もなんのそのだ

国道を颯爽と走ること、およそ15分
『コンパペンの滝はこちら』の看板があった
おお、ちゃんと片道30分くらいでいけそうだ
ここから滝の入り口までは
綺麗に舗装されているので
2キロほどあるがあっという間に走りきる

コンパペンの滝の入り口の門が見えてきた
てっきり、大自然のなかを流れる雄大な
メコン川と豪快な滝がいきなり現れると
思い込んでたので、ちょっとビックリ

そして、滝を見る為の拝観料30kキープ
およそ360円
けっこういい値段するんだね

拝観料を払って入ると
最初に土産物屋さんやらお社やらがあって
その横を通り過ぎてゆく
そして、木陰の向こうに滝が見えてくる
Khon Pa Soiの滝のところでも書いたが
メコン川の滝は日本のような落差が大きく
縦に細長い滝とはまったくちがう

数キロもある川幅のメコン川の
川床が地殻の変動で数メートルの
段差ができて、そのために
ものすごく幅は広いが落差がちいさい
滝になる
しかし、落差は小さくても
水量が半端じゃないので、豪快な音を立てる
普段は眠るように静かなメコン川が
滝と呼ばれる部分では轟音をたてる

コンパペンの滝。
東南アジアで最大。
落差15m、幅1km。
ふだんは物静かなメコン川を
吠える狼に変身させる。

向こうに見えるのがいちばん激しい部分か
ここからはかなり距離があるが
轟音が聞こえてくる

まさいは望遠レンズを持っていないので
近くに引き寄せてみることはできないが
ここからでも豪快さがよくわかる
Don Khon(コーン島)で見た
Khon Pa Soiの滝は広い川が
急に狭い場所になる渓流のような
滝だったが、Khone Pha Phengの滝は
川幅がひろく雄大なメコン川全体が
いっきに滝になっているという感じだ
訪問したのが雨季の真っ最中だったので
ほんとに豪快な風景を見ることができた

そして激しく吠える滝が終わると
また物静かな女性的なメコン川が戻ってくる

雄大な滝を見て感動していたら
あっというまに帰る時間だ
急いで帰らないと、お昼のバスに乗り遅れる
いまからまた30分、サイドカーに乗るので
そのまえにトイレに寄る

そのトイレの中にはいって驚いた
ものすごく綺麗なトイレだよ
日本の下手な観光地のトイレより
よっぽど清潔で臭いもない
ちょっと大げさだが東南アジアでもっとも
綺麗なトイレのような気がする
最初、拝観料が30キープで高いと思ったが
滝のまわりの道も綺麗に整備されていたし
そして、こんなに綺麗で清潔なトイレ
とっても満足感が高いよ
ここをラオスで著名な観光地にしようという
意気込みが感じられる
■訪問日:2014年8月
■Key Word:コンパペン 滝 ラオス Khone Pha Pheng Waterfall Laos