■ Cataplana & Campanhia カタプラーナ鍋屋さん
写真をクリック/タップしたら拡大されます。
ポルトガル滞在最後の夜
念願だったカタプラーナ鍋料理を食べてきた
カタプラーナ鍋というのは銅でつくられた
ポルトガルの伝統的な鍋で2枚貝のような形を
していて簡易圧力鍋になっている
その鍋を使って無水調理するお料理のことだ

行ったお店はカタプラーナ鍋の専門店のここ
■Restaurante Cataplana & Companhia
泊まってた宿から歩いて15分くらいのところだ
満席で入れなかったらがっかりなので
電話でちゃんと予約をしていった
11月とはいってもポルトガルは温暖なので
ぜんぜん寒くない
夜の街も安全なので気軽に歩いていける

どきどきしながらお店に入る
テーブルにはちゃんと『reservado』と
札が置いてある
ポルトガル語で予約席のことだ
欧州のレストランはどこにいっても
内装がとても落ち着いた雰囲気だ
照明もどこでも電球色なのが嬉しい
ほんとに大人の雰囲気だね

なにはともあれ、ワインを注文する
ポルトガルのワインは安くて美味しいので
まさいにとっては天国のような国だ
・ Esteva Douro EUR6.50
ハーフボトルだが、
このときのレートでおよそ850円
Douroというのはポルトガルの北の端の
地方の名前でそこでできたワインだ

カタプラーナ鍋はボリュームたっぷりなので
前菜は簡単なポルトガル名物を頼んだ
細長いのがバカリャウのコロッケ
バカリャウ(Bacalhau )というのは
これまたポルトガル名物で鱈の塩漬けの干物
ポルトガルではどの地方にいっても
バカリャウ料理のひとつやふたつは必ずある

そしてこちらは魚のクリームコロッケ
いただきまーす
バカリャウコロッケもクリームコロッケも
どちらも揚げたてでとても旨い
ワインをちびちびと飲みながら
至幸のひとときだ

お店にいったのは夜の7時ころだが
この時間帯だとまだお客さんはちらほら
スペインほどではないがポルトガルも
夕食の時間はかなり遅めのようだ
向こうには母とふたりの子供風の
家族が座っていて、談笑しながら
ゆったりとワインを楽しんでる。
のどかないい光景だね

さて、楽しみにしていたカタプラーナ鍋
専門店だけあってすごくたくさんの種類がある
メニューには(2 PEOPLE)と書いてあって
2人前の鍋しか書いてないが、
ハーフサイズ(ひとり用)もあるので心配ない
お値段はちょうど半額だそうだ
カタプラーナ鍋には肉や野菜が中心の
料理もあるが、やはり主流は海鮮だ
まさいがチョイスしたのはこれ
・279-CATAPLANA DE SEAFOOD EUR 68.00
このハーフだから34ユーロ
入ってる具材は
タイガー海老(クルマエビ)、ロブスター
モンクフィッシュ(鮫の一種らしい)
あさり、シュリンプ(小エビ)
海老が大中小3種類も入ってる
海老好きのまさいにとって最高の組み合わせだ

前菜のコロッケを食べ終わって
のんびりワインを楽しんでいたら
トレーに乗ったカタプラーナ鍋がやってきた
ここでカタプラーナ鍋の(蓋をした)全体像の
写真をゆっくり撮ろうと思っていたのだが、
サービスのおじさん、間髪をいれず蓋をはずし
素早い動作で中身を皿によそい始めてしまった
のんびりしたポルトガルなのに
なんという素早さだ(笑)

しかたないのでよそってる場面の写真を撮る
おじさんの持つ巨大なスプーンの上に
ロブスターの半身が乗って高速で移動中だ
いやー、嬉しいなぁ。ドキドキするよ

ロブスターの尾っぽを立て
とても見栄え良く、そしていろんな具材を
まんべんなく装ってくれた
いやぁ~、旨そうだ!

まずは上の方に乗っかってる
シュリンプらしい小海老から食べよう
いただきまーっす
うわぁ、めっちゃ旨い
海老が美味しいのはもちろんのこと
スープの味が絶妙なのだ
このスープこそカタプラーナ鍋の真髄だと思う
旨いうまいウマイ!

そしてシュリンプの下からロブスターがでてきた
けっこう大きなロブスターの半身
身がぎっしり詰まってて見るからに旨そうだ

ロブスターの身を殻からはずす
いただきまーっす
最高だ!
まさいは焼いたロブスターが好きなのだが
こうやってトマトソースで煮込んだものも
ほんとに旨い

最初におじさんがお皿によそってくれたのを
一気に食べてすこし気持ちが落ち着いてきた
カタプラーナ鍋の中を覗くと
まだまだたっぷりの海鮮がはいっている
ロブスターもまだ半身残ってる
嬉しいねぇ~
ワインを楽しみながら
つぎはどれを食べようかと考える

こんどは自分で盛り付けてみる
ん~、やっぱりサービスのおじさんが
盛り付けてくれたものより見栄えが良くない
でも、そんなことはすぐに忘れて
旨い海鮮に舌鼓をうつ

なんども鍋からお皿によそいなおし
旨いうまいと食べ続けたが
ボリュームがありすぎて
とうとうギブアップ
リゾットのようになったお米も
とても旨いのだが食べきれなかった
ごめんなさい

お腹をさすりながら周りを見ると
隣の席にいつのまにかカップルが来ている
そして向こうの方には数名のグループ
みんな楽しそうだ

カタプラーナ鍋のボリュームあるお料理で
お腹はパンパンだったがデザートは別腹だ
サービスのおじさんにTypical Portugueseを
教えてもらってそれを頼んだ
・Sericaia de Elvas EUR 4.50
Elvasという街の修道院で作られた
セリカイアというお菓子らしい
ふんわりしていてとても美味しい
口にいれるととろけてしまう感じだ

いやぁ~、ほんとに旨かった
前菜のコロッケからカタプラーナ鍋
そしてデザートのセリカイア、そしてワイン
どれもこれも大満足だ
これだけ旨いものをお腹いっぱい食べて
お代は〆て52.4ユーロ。およそ6,800円
物価の高いヨーロッパなのに
ほんとリーズナブルだねぇ
ますますポルトガルが好きになってきたよ
ごちそうさまでした

【おまけ】
お店をでるとすぐ前にひとの背の高さほどもある
巨大なもの↓が置いてあった。
なんやこれ?と思って近づいてみるとゴミ箱だ
なるほど、これならゴミ箱~って感じがしないし、
街が明るい雰囲気になるからいいよね。
さすが街の景観を大切にする欧州の街角
大人な気遣いが街の随所に見られるね。

──────────
【訪問日】 2015年11月
【店名】 Restaurante Cataplana & Companhia
【ジャンル】 カタプラーナ鍋料理
【住所】 RUA FERREIRA BORGES, 193 A 1350-131 LISBOA
【最寄り駅】
【キーワード】 カタプラーナ鍋 リスボン ポルトガル Cataplana Lisbon Portugal
──────────

ポルトガル滞在最後の夜
念願だったカタプラーナ鍋料理を食べてきた
カタプラーナ鍋というのは銅でつくられた
ポルトガルの伝統的な鍋で2枚貝のような形を
していて簡易圧力鍋になっている
その鍋を使って無水調理するお料理のことだ

行ったお店はカタプラーナ鍋の専門店のここ
■Restaurante Cataplana & Companhia
泊まってた宿から歩いて15分くらいのところだ
満席で入れなかったらがっかりなので
電話でちゃんと予約をしていった
11月とはいってもポルトガルは温暖なので
ぜんぜん寒くない
夜の街も安全なので気軽に歩いていける

どきどきしながらお店に入る
テーブルにはちゃんと『reservado』と
札が置いてある
ポルトガル語で予約席のことだ
欧州のレストランはどこにいっても
内装がとても落ち着いた雰囲気だ
照明もどこでも電球色なのが嬉しい
ほんとに大人の雰囲気だね

なにはともあれ、ワインを注文する
ポルトガルのワインは安くて美味しいので
まさいにとっては天国のような国だ
・ Esteva Douro EUR6.50
ハーフボトルだが、
このときのレートでおよそ850円
Douroというのはポルトガルの北の端の
地方の名前でそこでできたワインだ

カタプラーナ鍋はボリュームたっぷりなので
前菜は簡単なポルトガル名物を頼んだ
細長いのがバカリャウのコロッケ
バカリャウ(Bacalhau )というのは
これまたポルトガル名物で鱈の塩漬けの干物
ポルトガルではどの地方にいっても
バカリャウ料理のひとつやふたつは必ずある

そしてこちらは魚のクリームコロッケ
いただきまーす
バカリャウコロッケもクリームコロッケも
どちらも揚げたてでとても旨い
ワインをちびちびと飲みながら
至幸のひとときだ

お店にいったのは夜の7時ころだが
この時間帯だとまだお客さんはちらほら
スペインほどではないがポルトガルも
夕食の時間はかなり遅めのようだ
向こうには母とふたりの子供風の
家族が座っていて、談笑しながら
ゆったりとワインを楽しんでる。
のどかないい光景だね

さて、楽しみにしていたカタプラーナ鍋
専門店だけあってすごくたくさんの種類がある
メニューには(2 PEOPLE)と書いてあって
2人前の鍋しか書いてないが、
ハーフサイズ(ひとり用)もあるので心配ない
お値段はちょうど半額だそうだ
カタプラーナ鍋には肉や野菜が中心の
料理もあるが、やはり主流は海鮮だ
まさいがチョイスしたのはこれ
・279-CATAPLANA DE SEAFOOD EUR 68.00
このハーフだから34ユーロ
入ってる具材は
タイガー海老(クルマエビ)、ロブスター
モンクフィッシュ(鮫の一種らしい)
あさり、シュリンプ(小エビ)
海老が大中小3種類も入ってる
海老好きのまさいにとって最高の組み合わせだ

前菜のコロッケを食べ終わって
のんびりワインを楽しんでいたら
トレーに乗ったカタプラーナ鍋がやってきた
ここでカタプラーナ鍋の(蓋をした)全体像の
写真をゆっくり撮ろうと思っていたのだが、
サービスのおじさん、間髪をいれず蓋をはずし
素早い動作で中身を皿によそい始めてしまった
のんびりしたポルトガルなのに
なんという素早さだ(笑)

しかたないのでよそってる場面の写真を撮る
おじさんの持つ巨大なスプーンの上に
ロブスターの半身が乗って高速で移動中だ
いやー、嬉しいなぁ。ドキドキするよ

ロブスターの尾っぽを立て
とても見栄え良く、そしていろんな具材を
まんべんなく装ってくれた
いやぁ~、旨そうだ!

まずは上の方に乗っかってる
シュリンプらしい小海老から食べよう
いただきまーっす
うわぁ、めっちゃ旨い
海老が美味しいのはもちろんのこと
スープの味が絶妙なのだ
このスープこそカタプラーナ鍋の真髄だと思う
旨いうまいウマイ!

そしてシュリンプの下からロブスターがでてきた
けっこう大きなロブスターの半身
身がぎっしり詰まってて見るからに旨そうだ

ロブスターの身を殻からはずす
いただきまーっす
最高だ!
まさいは焼いたロブスターが好きなのだが
こうやってトマトソースで煮込んだものも
ほんとに旨い

最初におじさんがお皿によそってくれたのを
一気に食べてすこし気持ちが落ち着いてきた
カタプラーナ鍋の中を覗くと
まだまだたっぷりの海鮮がはいっている
ロブスターもまだ半身残ってる
嬉しいねぇ~
ワインを楽しみながら
つぎはどれを食べようかと考える

こんどは自分で盛り付けてみる
ん~、やっぱりサービスのおじさんが
盛り付けてくれたものより見栄えが良くない
でも、そんなことはすぐに忘れて
旨い海鮮に舌鼓をうつ

なんども鍋からお皿によそいなおし
旨いうまいと食べ続けたが
ボリュームがありすぎて
とうとうギブアップ
リゾットのようになったお米も
とても旨いのだが食べきれなかった
ごめんなさい

お腹をさすりながら周りを見ると
隣の席にいつのまにかカップルが来ている
そして向こうの方には数名のグループ
みんな楽しそうだ

カタプラーナ鍋のボリュームあるお料理で
お腹はパンパンだったがデザートは別腹だ
サービスのおじさんにTypical Portugueseを
教えてもらってそれを頼んだ
・Sericaia de Elvas EUR 4.50
Elvasという街の修道院で作られた
セリカイアというお菓子らしい
ふんわりしていてとても美味しい
口にいれるととろけてしまう感じだ

いやぁ~、ほんとに旨かった
前菜のコロッケからカタプラーナ鍋
そしてデザートのセリカイア、そしてワイン
どれもこれも大満足だ
これだけ旨いものをお腹いっぱい食べて
お代は〆て52.4ユーロ。およそ6,800円
物価の高いヨーロッパなのに
ほんとリーズナブルだねぇ
ますますポルトガルが好きになってきたよ
ごちそうさまでした

【おまけ】
お店をでるとすぐ前にひとの背の高さほどもある
巨大なもの↓が置いてあった。
なんやこれ?と思って近づいてみるとゴミ箱だ
なるほど、これならゴミ箱~って感じがしないし、
街が明るい雰囲気になるからいいよね。
さすが街の景観を大切にする欧州の街角
大人な気遣いが街の随所に見られるね。

──────────
【訪問日】 2015年11月
【店名】 Restaurante Cataplana & Companhia
【ジャンル】 カタプラーナ鍋料理
【住所】 RUA FERREIRA BORGES, 193 A 1350-131 LISBOA
【最寄り駅】
【キーワード】 カタプラーナ鍋 リスボン ポルトガル Cataplana Lisbon Portugal
──────────
- 関連記事
-
-
■ Cataplana & Campanhia カタプラーナ鍋屋さん
-
■ O Retrato / Porto
-
■ Restaurante Praca Velha / Coimbra
-
■ Coimbraの街
-
■ ポルトガル鉄道でCoimbraへ
-
■ Hello Portugal
-