■ パニャーン村の子供たち

Ban Phonegneng
パニャーン村に明るいうちに着いた

4台乗り継いだ車の
2つ目ののソンテウに乗ったあたりから
大雨が降りつづいていたが
ラッキーなことに最後のバスを降りる時は
完全に雨が止んでいた
バスを降りて少し歩くとこの看板に出会う
Ban Phonegneng
このとき気がついたが、ケータイの電波がない
ソムサックさんからルートを聞いたときは
ほんとにたどり着けるのかかなり不安だったが
なんとかかんとかやって来たって感じだ

宿に荷物を置いて少し散策する
この村の全貌はよくわからないが
この道路に面して人家がいくつかあって
ちょっとした集落になっている
小さなお店があったので
店のおばあさんからビアラオを買って
飲みながらそのあたりを散策する

今来た方向
つまり、村の入り口の方に戻ってみる
集落とさっきの看板のあいだに川があり
そこにこんな橋がかかってる
橋自体は鉄骨でできているが
路面は車のタイヤの部分だけに
板が張られていいる

橋を渡って、うしろを振り返ると
子供たちがたくさん走り回っていて
そのうちの何人かが欄干に登ってる
あんなとこに立ってて
落ちひんかな。 心配やがな

わっ、落ちたっ!
あ、ちゃうわ
自分から飛んでる

わぁ、また飛んだっ
先にとんだ子の頭の上に
落ちたりせんやろな・・
結局、欄干の上に立ってた
子どもたち、みんな飛び込んだ
けっこうな高さあるけど
ラオスの子供ら、すげ〜な
めっちゃ、楽しそう

子供らの高飛び込みに感動したあと
集落のほうに戻ってきたら
こっちでは小さい子供たちが走り回ってる
カメラを向けると
きゃーきゃー叫んで集まってくる

写真を撮ってええかっ? って
大阪弁で聞いてみる
もちろん言葉は通じないが
すぐに理解して、集まって来て
そして、ポーズをとりはじめる

この日のベストショットだ
いや、世界あちこち旅したが
後にも先にも、これが1番かもしれない
この写真を見るたんびに
なんか、じーんとくるわ
この日からもう6年たった
この子たちも大きく成長してるだろうな

東南アジアにくるといつも思うが
みんなカメラを向けると
すごく上手にポーズをとる
ここの子供たちもそうだ
天性の才能を持ってような気がする
親指と人差指をひらいて
あごにあてるポーズは
日本人がよくやる、ピースサインと
同じような意味なのかな

日が沈む時間が近づくと
子供たちは家に帰っていった
この建物は小学校なのかな
前に広がってる広場が運動場のようだが
ここの子供たちには運動場などなくても
この村全体が運動場みたいなものだね

急に夕暮れ時がやってきた
いまは夏だが、ラオスの日暮れはつるべ落としだ
空には不思議な色をした夕焼け
Savannakhetの宿をでてから
すごく長い1日だったが
いろんな人や子供たちに出会って
ほんとに楽しいひとときだったな
さて、今夜の宿はごはんが旨いらしい
これまたすごい楽しみだ!

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■訪問日:2014年8月
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