ブログパーツ ■彷膳飯庄 中国・宮廷料理 北京 - 中華人民共和国
fc2ブログ
美味しいごはんを食べた日々

まさい

まさい

CIMG3285.jpg

最後の皇帝の溥儀が
紫禁城を追われたのは1924年
それと同時に宮中で勤めていた料理人たちも
自動的に失職した

しかし、彼らも生きていくためには
なにか仕事をしないといけないので
北海公園の湖の近くで料理屋をはじめたそうだ

宮中の厨房の料理人を何人かつれて、
宮廷料理をまねたのを作って一般の人に供した

宮廷の膳を彷(まね)た料理をだしたことから
ついた店名がこれ

 ■彷膳飯庄(fangshan fanzhuang)

※彷は正しくはニンベン

入り口では綺麗なお嬢さんが4名もお出迎え!
お店のなかはこんな煌びやかな雰囲気
キンキラキンでやっぱり宮廷って感じだね

CIMG3294.jpg

宮廷料理でもっとも有名なものは『満漢全席』
本式の満漢全席は数日かけていただく
豪華なもので、いまでも500~2000元だせば、
琵琶の生演奏を聴きながらいただける。

でも、そこまで贅沢できないので、
今回は300元のコースをいただくことにした
(これでも中国では贅沢!)

これが箸おき。 宮廷の標準品のようで、
別の宮廷料理のお店でもおなじだった。

CIMG3306.jpg

お飲物はきょうも『紹興酒10年もの』
CIMG3331.jpg

こちらは紹興酒にいれる、甘い梅干し
CIMG3307.jpg

さて、お料理はこちら!
宮廷料理なんてめったに見れないと思うので
300元コース、一挙に全品公開するよ!

最初にいきなりお菓子がでてきた。
CIMG3299.jpg

‐前菜5品
CIMG3301.jpg

‐鴨肉の春巻きとタロイモの揚げ物
CIMG3308.jpg

とつづいたあと、つぎにでてきたのがこちら
‐子供の手をかたどった、ふかひれ料理
CIMG3310.jpg

もっと大勢でいけば大きなお皿に
たくさん並べられてくるんだろうけど、
今回は3人なのでちょっと、寂しい

でも、さすが宮廷料理という繊細な出来映え
味は薄味で、日本人好み! つづいて

‐銭をかたどったキノコ料理
CIMG3313.jpg

真上からみると、昔の中国のコインの形をしている
そして、楽しみにしていた、珍食材を使った

‐ラクダの瘤の炒め物
CIMG3315.jpg

マトンをもうすこし臭くしたような感じ
まさいはこういうの好きだけど、
羊が苦手なひとにはちょっと…かも
なかなか日本では出会えない食材だったので
楽しんでいただいた

そして、次に出てきたもの
だされたときに中国語で説明があったんだけど
同行した中国の友人、なかなか教えてくれない…
なんだろ・・・

ひとくちいただいたところ、
なんか味付けした油のようなんだが...

CIMG3318.jpg

食べ終わってから教えてくれた。

‐森ガエルの油のスープ

だって。
すっごく身体があたたまりました!

このあと

‐挽肉と胡麻餅
CIMG3323.jpg

このように餅(パン)のなかに
挽肉を詰め込んでいただく
CIMG3326.jpg

‐中国白菜と栗の炒め物
CIMG3328.jpg

とづづいたあと、
‐鮑の薄切りの蒸し煮
CIMG3333.jpg

中華料理の鮑って美味しいんだよね

日本の鮑の刺身もいいけど、
あれは堅くてたくさん食べられない
きょうの鮑もとっても柔らかく煮込んであります。
このあとは、

‐海老の甘酸煮
CIMG3337.jpg

‐菓子3品(デザート)
CIMG3339.jpg

‐果物盛り合わせ
CIMG3342.jpg
とつづきました。

食べ終わったあとの感想は…

豪華な雰囲気のお店で、豪華な食材、めずらしい食材
など楽しむことができて、けっこう満足!
しかし、期待していた宮廷料理とは
ちょっとちがうな~って感じだ

やっぱり、2000元くらいだして、
『満漢全席』をいただかないと、
ほんとうの宮廷料理をいただいたとは
いえないのかもしれない。

でも、なかなか味わえない宮廷料理を
満喫することができた一晩だったよ!

──────────
【訪問日】 2006年3月 
【店 名】 彷膳飯庄
【ジャンル】宮廷料理 満漢全席
【住 所】 北京北海公園内
【電 話】 010-6401-1879
【営業時間】11:00-13:30 17:00-20:00
【定休日】 無休
【キーワード】 北京 宮廷料理 
──────────




大きな地図で見る
関連記事
ブログパーツ

Comments 0

There are no comments yet.

Comment welcome !