■ 秋田屋

美しい東京タワーの夜景をバックに
路上を占拠する、おぢさんたちの群れ
渋谷の道ばたに座り込んでる女子高生の集団よりも
100倍くらい不気味・・・
ここは浜松町の世界貿易センタービルから
ワンブロック西にいった交差点角
■秋田屋 の客席
店内からはもうもうと煙が流れ出して
道行くひとたちを容赦なく燻している

公共の路上を勝手に客席として使っていいんだろうかと
最初は疑問におもったけど、
きっとこの公共の道路が整備される前から
この店は存在していたんだろう
秋田屋はこう反論する
『店の客席をかってに道路にするな!』

店のコーナー(角)のところに
巨大な七輪が据え付けられていて
その窓(ガラスはないが)から
もうもうと遠慮なく煙が吹き出している。
それもそのはず
厨房にはこれまた巨大な扇風機がおいてあり
店内から店外に煙を追い出している

そして、まさいの陣取った場所の目の前に
これが貼ってあった
・紀州備長炭使用店
焼き物の美味しさの基本!

この店にくると、誰もが最初に注文するものがある
・たたき 220円 一人1本限定
鶏のたたきではない
きりたんぽのような形をしたこれは
豚肉をつかったつくね

これがつくねの断面
あまり綺麗に断面に出来なかったので申し訳ない
噛むと軟骨のコリコリがとっても美味しい
ほんとに素晴らしく美味しい!
一人1本限定なのが、まことに残念
つくね嫌いな人を大勢連れていって
みんなに注文させて自分一人で食べる
いつか、こんな不正をやってみたいと思うくらいの代物

このお店
基本は焼きトン(モツ)のお店だが
煮込みは牛もつの煮込みがある。
大阪でてっちゃんと呼ばれているやつとおなじだろう
ぼくはまちがって、煮込み豆腐を頼んでしまった
失敗しっぱい・・・

もつ系の串は2本320円均一
味付け(タレか塩か)がおなじなら
1本ずつでも頼めるということだったので
これをお願いした
・こぶくろ(子宮)
・カシラ(豚の顔)
じつは、こぶくろもカシラも初体験
どちらもほんとに美味しい
旨いウマイうまい!
この、秋田屋
午後3時半からオープンしている
え~、そんな時間に誰が立ち飲みいくねん? って
野暮なことをいってはいけない
3時半に開店するとたちまち
背広をきたおぢさんたちで、路上は占拠される
おいおい、まだ勤務時間中やろ?
のどかな昭和の時代のサラリーマンを彷彿とさせる
浜松町の路上の光景であった。
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【訪問日】 2008年2月
【店名】 秋田屋
【ジャンル】 焼きトン 立ち飲み
【住所】 東京都港区浜松町2-1-2
【最寄駅】 浜松町駅 大門駅
【電話】 03-3432-0020
【営業時間】 15:30~21:00 土~20:30
【定休日】 日・祝と第3土曜休
【キーワード】 立ち飲み 立ち呑み 立飲み 立呑み 焼きトン 焼きとん モツ焼き もつ焼き
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