■ 越後屋権兵衛 干物食堂 東京・浜松町 【2008年11月 昼】

東京の浜松町
ここは新橋に匹敵するサラリーマンの街
浜松町の歴史は古く
元禄9年(1696年)に遠州浜松出身の権兵衛が名主となって
町名がそれまでの久右衛門町から芝浜松町に変更された
それ以来400年続く、浜松町
そんな由緒ある浜松町で昼飯処を探しながら
あるいていたら、すごい行列を見つけた。
時刻は11時58分
なのに、この行列!
覗いてみると、店の名前は
■炭火焼干物食堂 越後屋権兵衛

この時間にこれだけ行列してるからには
なにかスゴイものがあるに違いないと
訳も分からず並んでみた。
ふと、見上げると、店頭にメニュー札
なになに…
・あじの文化干し定食
・あこう鯛の干物定食
・とろほっけ定食
・ハラミ炙り焼き定食
・特撰 つぼ鯛西京漬け定食
おおぉ~
なかなか普通の定食屋さんでは見かけない
定食メニューのかずかず
おいしそう~!

行列はすこしずつすすんで
並び初めてからおよそ15分
まさいがお店の入り口にたったとき
たまたま大勢のお客さんがでたので
店内はこんな感じ。
もちろん、すぐ再び満席になる。

お店のそとから見える場所に
大きな炭火焼きスペースがあって
ここで、干物類を炭火でじっくりと焼いている
手前に積み重ねてあるのが、干物類
まさいが見たときはたまたま、ほとんど出払って
網にはお魚がほとんど乗っていなかった

お店にはいったところにあるレジで
注文をして、お代は先払い。
いっぱい食べたいのがあって、めちゃめちゃ迷ったけど
ぼくはコレにしたよ
・石川県直送干物
あこう いしる定食 880円
注文して、お金を払うと
裏に数字を書いた将棋の駒をもらう。
ぼくは『25』番
干物を焼くのにすこし時間がかかるので
この将棋の駒の番号で管理している。

注文をしてから約10分
やってきましたー♪
・あこう いしる定食
炭火で焼いたのでとても香ばしい香りをぷんぷんさせている

見てください、この分厚さ
これが、あこう鯛ですよ~
『いしる』と言うのは、能登半島北部で古くから作られている
イワシやイカの内臓や頭、骨を塩漬けして発酵させた魚醤油
いしる干しは、このいしるで味付けした魚を一夜干しにしたもの
すごく香りがよい♪
あつあつで食べたいので一心不乱に食べたよ(笑)

まさいは食べるのが遅いし、味わって食べたので
食べはじめてからおよそ25分
こんな姿になりました~
東京のランチタイムは女性のお一人様が意外におおい。
ぼくのとなりも女性お一人様
ご注文は
・とろほっけ
これはほんとに美味しそうだった
まさいが注文するときに、迷った一品
でも、このお一人様女子
ぼくより後から来て、先に食べ終わって出ていった
すごいね、東京の女性!

そして、その隣に座ってたお兄ちゃんは
・あじの文化干し
文化干しってなんや?
これはもともと干し方の呼び名ではない
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1950年頃、天日干しにしてできあがった干物
それまでは新聞紙とかに包んで売ってたのを
セロファンでくるんで売ったところ
すごく美しく、かつ反響があったので『文化干し』と
呼ばれるようになった。
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このお店、昼は干物定食ばかりだけれど
夜は干物を中心にした居酒屋
どれもリーズナブルなお値段、
こんど、ぜったい行ってみなくちゃ!

↑これはまさいがお店をでたときの様子
時刻は12時46分
さすがに大行列はなくなったが、いまだに小行列つくってる。
このお店でもひとつ食べたいもの
・特選つぼ鯛の西京漬け干物 980円
ぼくの前の前に並んでいたおじさんが注文してたやつ
注文したとき、お店の人が
『すこしお時間いただきますが、だいじょうぶですか?』
きっと、分厚いのをじっくり焼くんだろう♪
なんか、食べたいものがいっぱいある。
新橋にもここの1号店『越後屋』があるので
そちらにもいってみよう!
また、東京にいく楽しみが増えたよ(^_^)
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【訪問日】 2008年11月
【店 名】 越後屋権兵衛
【ジャンル】 炭火焼干物食堂
【住 所】 東京都港区浜松町2-3-23 福田ビル1階
【最寄駅】 JR浜松町駅 徒歩5分
【電 話】 03-3437-0975
【営業時間】 11:00~15:00 17:00-23:30
【定休日】 日・祝
【キーワード】 炭火焼き 干物
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