■ Rules ローストビーフ ロンドン

まさいの海外渡航歴で回数・滞在日数共に
もっとも多いのはロンドンである
ついで、ハンブルグ、北京 の順
ということもあって、
たまにはイギリス料理のうんちくを
語ろうかとおもったんだけれど、
ウィキペディアの『イギリス料理』の
項を見てみると非常に的確に特徴を述べて
あるので、そちらに譲ることにするよ
・イギリス料理(ウィキペディア)
さて、そのイギリス料理
なにが美味しいですか? と問われて
回答に困るんだが唯一思い浮かぶ
メニューがある。 それは
・ローストビーフ

もう、かなり前になるが、
滞在中のホテルのレストランでカートで
運ばれてきて、目の前で分厚く切ってくれた
ローストビーフはほんとにほんとに旨かった
今回、久しぶりのロンドンで、
旨いローストビーフをぜひとも味わいたくて
老舗を選んでいってきたよ
チャップリンの映画にでてきそうな
路地裏のまんなかあたりにあるお店
■ルールズ (Rules)
店頭には『Established 1798』と書いてある
うへー、創業はいまから220年前だよ
日本では江戸時代後半
ロンドンでもっとも古いレストランらしい

まず前菜一品目はこれ
・Dressed Dorset Crub
with Lemmon Mayonnaise £14.95
日本語メニューにすると、
・ドーセット産のカニ
レモンマヨネーズ和え
って感じかな。
ドーセットはイングランド南部の州
だいたい、イギリス料理の前菜って
ろくなモノないので正直なところ
まったく期待してなかった
ところが、コレがめちゃくちゃ旨い。
数え切れないくらいの回数食べた英国料理で
もっとも旨いんじゃないかと思えるくらい。
レモンマヨネーズの配合が絶妙だったよ
最初の一品で、このレストランを見直した。
さすが、ロンドン一古いレストランだけの
ことあるねと思わず襟を正す。

さて、前菜二品目
・Potted Wiltshire Rabbit
with Scrumpy Apple Chutney £10.95
これも翻訳すると
・ウィルトシャー産ウサギのパテ
スクランピー・チャトネ添え
ウィルトシャーはイングランド南部の州
スクランピーというのは強いリンゴ酒の
一種らしい。
これは、まあまあって感じだったよ
さて、お次はお待ちかねのメインディッシュ

もちろん、ローストビーフを頼むんだけど
メニューにはこう書いてある。
・Kettyle Grass Fed Beef from Lough Erne
Mature for 28 days:
Rib of Beef on the Bone with Yorkshire
Pudding & Roast Potatoes (for two)
お一人様 £23.95
長すぎっ!
せっかくだから、これも訳してみる
・Kettyle地方の草を食べて育った、
Lough Erne産28日間熟成
骨付きビーフリブ
ヨークシャープディングと
ローストポテト付き(二人前)
Kettyle, Lough Erne:
ともに北アイルランドの地名

それにしても、お見事!
さすが、大英帝国の誇るローストビーフ
ニューヨークで食べた
ピータールーガの熟成ステーキを思い出すよ
伝統の一品という貫禄がただよってるね!

サービスのおじさんが取り分けてくれる
むこうにあるのが、ヨークシャープディング
さっそく、ローストビーフいただきま〜す♪
とろけるような柔らかさでとっても旨い
イギリス人はこういうとき、
きっとこう思うんだろうね
『イギリス人に生まれてよかった〜♪』
添えてあるヨークシャープディング
パイ生地のような感じだけど、
ローストビーフとかには欠かせない
添えものなんだそうだ。

さて、最後はデザート
さっきのローストビーフ
2人前を3人で食べたのでまだ余裕がある
デザートに注文したものは
・フルーツとクラッカー
ではない。
まさいが注文したものはコレ

ほげっ、なんじゃ、これっ?
ホールケーキサイズのものがでてきたよ。
サービスのおじさんはEat completely !と
言ってウィンクしていった
全部、食べろ(笑)
・Cropwell Bishop Stilton Cheese £12.95
これも日本語にすると
・Cropwell Bishop社のスティルトンチーズ
予期せず、素晴らしい食品に出会うことが
できた。スティルトンチーズというのは、
イギリス原産のブルーチーズで
『チーズの王様』と呼ばれているらしい
ウィキペディアによると
イギリスのダービーシャー、レスターシャと
ノッティンガムシャーの3つの郡で生産され、
厳格な規定に従って作られたチーズだけが
『スティルトン』と名乗ることができる
らしい!
・スティルトンチーズ(ウィキペディア)

クラッカーに乗せて食べても美味しいけれど
一番あうのはセロリだった
セロリにスティルトンチーズを乗っけて、
めしゃめしゃ食べる。
この丸ごとでてきた、スティルトンチーズ
サービスのおじさんがウィンクして言ったように
もちろん、全部食べてもよい!
とはいえ、食べきれるわけない(笑)
しかし、素晴らしく美味しいので
ゆっくり時間をかけて、ワインをもう一本
あけるつもりで食べればもっともっと
食べられただろうなぁ・・・

それにしても素晴らしいディナーだったよ
創業220年のレストランといっても
素敵な雰囲気でそんなに堅苦しくない
(男性は上着は着ていった方がいい…)
本格的イギリス料理はとても美味しいし
お値段も比較的リーズナブル。
ロンドンに行ったら、ぜひ立ち寄ってほしいと
みなさんに強く推薦できるお店だね
お隣の席には老夫婦が隣り合って座ってる
西欧では二人で食事するとき
向かい合うのじゃなくて
隣り合う場合が多いんだよね
まさいもそのほうが好き♪
この老夫婦もスティルトンチーズを頼んで
かなり長時間かけて、まさいの3倍くらい
食べてたよ。 すごいね~!
■イギリスの話 ぜんぶ
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【訪問日】 2009年6月
【店名】 Rules
【ジャンル】 イギリス料理
【住所】35 Maiden Lane, Covent Garden, London WC2E 7LB
【最寄り駅】地下鉄 Covent Garden駅
【キーワード】 ルールズ ローストビーフ Roasted Beaf Roast Beef スティルトンチーズ コベントガーデン ロンドン London
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