■磁浮車 中国・上海

中国には何度かきているけど、上海は初めて♪
空港の窓から覗くと『港龍航空(Dragon Air)』の飛行機が見えるよ。
香港の航空会社だね!
飛行機の乗り継ぎにたっぷり時間があるので、
旨いもの食べるために上海市内にいくことにしました。
上海といえば、楽しみだったのがこれ

■磁浮車(Magnetic Levitation Train)
こちらではマグレヴと呼んでるけど、日本式に言えば
リニアモーターカー
日本ではもう何十年も研究開発してるけど、
いまだに実用化されていないね。
5年前に運良く試乗会の抽選にあたって
山梨県でやってるリニアモーターカーの実験線で
時速500キロを体験してきたことあるんだ。
乗り心地はけっこうよかったよ♪
技術的には完成してるけど、普及の見込みはゼロ ^_^;
日本の場合は普及のやり方が間違ってるとおもうね
いまだに東京~大阪1時間をウリ文句にしてるもん
東京~大阪はすでに飛行機で1時間でいける
だから、それができないところに適用すべきだと思うんだ!
さて、それにくらべて中国のやり方は賢い。
‐コストを下げるために最高時速430キロ
‐空港と都心の数十キロを10分でむすぶ
という戦略。
世界初の高速リニアモーターカーは上海浦東(プドン)空港と
都心(の近く)をむすんでます。
運賃は50元(800円くらい)だから
中国の物価から考えるとかなり高いです。

ゆっくり走るときはタイヤで走るので
ガラガラというデカイ音をたててホームに入ってきました。
先頭車両も新幹線500系のようにいかにも『弾丸列車』って感じではない
地下鉄とあんまりかわらないやん(笑)
これがマグレヴの車内だよ

座席は3列×2の6列席なので、狭い狭い
まあ、乗ってるのがたった10分だから我慢できるよね
さて、スタートして時速80キロあたりで『磁気浮上』
こうなると、揺れが格段にすくなくなってくる
加速のGがもろに感じられてとても気持ちいい♪
通路の上に速度計があるけど、見る見るうちに
150キロ、210キロ 280キロ…
とあがっていく。

まどの外はほんとに景色が飛んでいくよう
近くの古い民家と、遠くの建築中の高層ビルの対比が
いかにも上海らしい景色だね~
ついにでました、
■最高速 430キロ@12時20分28秒

最高速で走ってたのはわずか30秒ほど
でも、やっぱり気持ちいいですね~
そこからは自然減速でどんどんスピードが遅くなってきて
乗車してから約10分後、龍陽路(ロンヤンルー)駅に到着
なかなか快適な旅でした♪
■2006年6月
■キーワード: リニアモーターカー マグレブ マグレヴ 磁浮車